【世界説明】魔法解説・原子の世界【色】


【色】 色の生い立ち。仕組み。関係性。

「色」(性質、特性)は様々な支点から同時進行で派生し、様々な流れと過程が複雑に絡まり成長と発展を遂げてきた。ゆえに、色の進化、発展において、「これが真実だ」と言うものは存在しない。
それは、例えるなら、地上から太陽を見た時、東から西に移動して見えていることに近い。地球の周りを太陽が回っている。それは正しくもあり、間違いでもある。体感的にはそうだとしても、実際には太陽の周りを地球が回っているのである。
地球を越えて太陽系、宇宙があり、その先に何があるのかまだ分からないように、人間の認識を越えた外界がどこまで存在するのか分からない。また、時間や空間という概念が生まれる前の段階で仕組みが出来上がったものもあるため、時系列的に理解しがたいこともあるだろう。
そのように、色の流れ、生い立ち、関係性を正確に捉えることはとても難しい。
よって、ここでは、ジマ次元、現実世界「ニルスハーム」に視点を置き、解説していく。

人間のタイプ「物質性と精神性」「内側と外側」

【「波動性」と「粒子性」について。】

まずは、「色」は全て「光」から生まれている。色の性質の全ては「光」に集約されている。
よって、「色」と「光」は本質的に同じ性質を持つ。
そして、その「色」の重要な性質は二つ、『波動性』と『粒子性』である。
「波」の性質と「粒」の性質が両方備わっているのは、不思議に感じるが、現代科学においても実際そのような結果を示している。

《波動性とは》

「波動」は、「精神世界」に影響を与える。眼に見えず、触れることの出来ない「波」の性質を持つ。

人間の眼に見える「色」(色彩)は、電磁波の一種で、380ナノメートル(赤領域)から780ナノメートル(紫領域)の間の「可視領域」(赤・橙・黄・緑・青・藍・紫)の光を指す。
人間は、その領域の電磁波を眼球の網膜部分で読み取り、脳に伝え、色(色彩)を認識している。
赤領域の外側の電磁波は、人間の眼では認識出来ず、、赤外線、、マイクロ波、ラジオ波… と続く。
また紫領域の外側には、紫外線、X線、ガンマ線…と続く。
電磁波は数多く存在するも、人間の認識が「赤~紫」とい限られた領域内にのみに与えられているのは、人間が閉鎖的な空間に閉じ込められているとも考えることができる。同時にこの領域内を人間に託され、何かしらの役割を与えられているようにも感じる。
この他にも「波」には、「音」、「水面の波紋」、「味」、「肌触り」、「感性」、「気圧」、「重力波」なども含まれる。
さらに、「思念」、「怨念」、「呪い」、「夢」、「想像」、「祈り」、「願い」、「精霊」、「幽霊」、「魂」、「意思」などの領域も含まれている。 これらは全て、波の重なりが、強くなればなるほど大きな力を生み出し、現実世界の人間や物質に影響を及ぼすことができる。実際、物質には全て「固有振動数」があり、人間の声でも周波数を調整し発するとワイングラスを割ることもできる。「テレパシー」、「サイコキネシス」などの超常現象も似た仕組みである。

「黄」「萌」「紫」「紅」「緑」の五つが、「波動」の性質を有している。
この世界を「波」として認識できる特性を持つ。

《粒子性とは》

「粒子」は、「物質世界」に影響を与える。眼に見えて、触れることができる「粒」の性質を持つ。

全ての物質は分子で出来ており、分子は原子という「粒」で出来ている。
さらにに細かく見ると、原子は陽子と中性子から出来ており、それらもまたクォークという「粒」で構成されている。
色(光)もまた「光子」という粒で出来ている。
この世界のあらゆる物質は、全て「粒」と「粒」の組み合わせと「整列」で出来ている。
「粒」で構成されたものには、「金属」「肉体」「細胞」「遺伝子」、社会における「文化の遺伝子」と言われる「模倣子」や、「感情」もまた「粒子」に分類されている。物質社会を構成する「建築」や「器」、「ファッション」、「機械」、「化学」、「テクノロジー」、「IT」などは、「粒子」の性質を利用して生み出しており、物を生み出す「創造行為」に大きく関係する「感情」もまた「物質性」として捉えている。

「藍」「青」「橙」「赤」「碧」の五つが、「粒子」の性質を有している。
この世界を「粒」として認識できる性質を持つ。



①属性診断表
【色(性質)の発生、成長過程。】
「ハヌマ次元」で成長し、育まれた「調和(古)」と「循環(古)」が切っ掛けとなり、世界「ニルスハーム」は創生されたとされている。創生時、生み出された「光」は、ハヌマ次元で行われた成長と「同じ軌跡」を辿っているとされている。光はまず、代々引き継がれてきた「表裏性」に従い、「黄」と「藍」を生み出した。それぞれ「波動(意志)」と「粒子(思考)」の性質に分かれ歩み始める。だが「黄」と「藍」は表裏性を維持したまま、深いところで今なお繋がっており、現在でも互いの性質を共有し合っている。

【「波動」の成長過程】

《「黄」と「萌」》
「黄」の希望的な振る舞いは、やがて「萌」へ向かう。「萌」は「願望」を司る。「黄」を補助する「願い」や「祈り」の性質が生まれた。世界創生時、まだ「個」という概念が生み出されていなかったころの名残で、「萌」の願いの対象は個人や特定の対象ではなく、「世界全体」、「不特定他者」である。「五穀豊穣」、「世界平和」を願い、祈り。後に「自然崇拝」、「アニミズム」、「全体主義」などの方向へ成長する。

《「萌」と「紫」》
「萌」の全体を願う「抽象性」的祈りは、やがて対をなす個人、自我の方向へと歩み始める。「具体性」へと変わり、「紫」が生まれた。「紫」は、「全体」ではなく、「特定のグループ」、「区切られた世界」、「個体性」による願いや祈りを始めた。それが「想像」の始まりである。想像は個性を生み出した。やがて、その個は様々な性質をもった惑星を生み出した。「歴史」、「物語」が誕生する。

《「紫」と「紅」》
「紫」の個々の「想像」はやがて、思い、念じる対象となり、「思念」を司る「紅」を生み出した。守るために、求めるために願うようになった。「萌」とは対象的に「個人」への願いが生まれた。「萌」「紅」の願い、祈る振る舞いは、やがて神事へと変わっていく。「萌」は「個人を蔑ろにし、世界を祈る。」、「紅」は「世界を軽んじ、個人を願う。」この相反する思いは、やがて争いへと発展していく。

《「紅」と「緑」》
「紅」の「個人」や「身近」を思う気持ちは、「萌」との「不調和」を生み出した。そして「紅」は「調和」へと歩み始めた。
  「調和」を司る「緑」は、バラバラになった「思い」、「願い」、「祈り」を取りまとめ、調整し、修復し、繋ぎ直し、バランスを取り、平和を取り戻した。 



②適職診断表
【「粒子」の成長過程】

《「藍」と「青」》
「藍」の混沌とした世界はやがて、「整列」へと向かった。混沌(影)から抜き出し、分類し、並び替え、組み換え、揃え直し、順序をつけて区分けして整列させた。 この整列の過程により、曖昧だった「藍」の物質性は、確実な物質性へと姿を変えていった。「青」は粒子の性質を最も色濃く現し、「境界線」という括りへと成長していく。

《「青」と「橙」》
「青」の「物質性」と「整列」は、鏡写しのように模倣し合い、増殖していき「橙」が生まれた。「橙」は模倣の性質により、 「青」が歩んだ路そのものを模倣し始めた。生まれた存在を分類し、区分けし始めた。群れを作り、村を作り、街を作り、社会を作った。大きな集合体が出来始めた。過程や結果は常に模倣され、増殖し続けた。後に、これらが代々受け継がれ、文化や文明が生まれていった。

《「橙」と「赤」》
「橙」が「模倣」と「増殖」という無機質で機械的な発展を遂げる中、革命が起きはじめた。「模倣」から新たな「創造」へと姿を変え「赤」が生まれた。 「赤」の変わろうとする情動は、揺らめく心を生み出し、やがて「感情」が生まれた。高まった「感情」は新たな物質や文化を次々と生みだしていった。そして再び混沌へと戻っていった。

《「赤」と「碧」》
「赤」の抑えられない感情は、やがて社会から「整列」という要素が抜け落ち、無秩序へと姿を変えていった。そこで、感情や模倣全てを大きく飲み込む、一つの大きな流れを生み出した。それが「碧」である。抑えられない感情に壁を作り区切るのではなく、一方向に全て流して、大きな「循環」を作り出した。「碧」は感情を吸収し、膨れ上がるたびに開放を繰り返し、「循環」させることで平和を維持し続けた。

色の成長は後期になるにつれて、それぞれの色が世界に浸透し、複雑に混じり合っていく。
音が宇宙と繋がる神事の手段から、人と繋がる娯楽の音楽に変わっていったように、 最初は「波動」と「粒子」がそれぞれの領域で成長し活動していたが、やがて境界が曖昧になっていった。 
最後に「十の色」が出揃い、世界は安定し、現在のニルスハームが完成した。

【人間の成長過程】
色は成長と発展を繰り返し、現在の世界「ニルスハーム」が出来上がった。
そして、生命が生まれ、人間が生まれ、人間の基準で世界を捉えていくことになる。

右螺旋「黄」→「萌」→「紫」→「紅」→「緑」
「藍」→「青」→「橙」→「赤」→「碧」
から
左回り 「黄」→「橙」→「赤」→「紅」→「紫」→「藍」
右回り 「黄」→「萌」→「緑」→「碧」→「青」→「藍」
へ変化していった。

人間は成長するに連れて「欲望」が変化していく。
全ては「生きる」ための防衛本能から生まれている。
「黄」→「橙」→「赤」→「紅」→「紫」→「藍」
の順番で成長していくとされている。

「本能」→「生存」→「安全」→「帰属」→「尊厳」→「創造」
「本能」(黄・橙) 生まれてすぐ過去から引き継がれた「本能」が働き、基本的生命維持の食事、睡眠、排泄の「生存欲求」が生まれる。

「生存」(橙)をより安定的にするため、家、衣服、そして食事などの安定的供給を求める「所有欲求」「安全欲求」が生まれる。

「安全」(橙・赤)を得ると、より生存確率を上げるため、、集団に属し、守られる環境を求め、「帰属欲求」が生まれる。

「帰属」(赤)を得ると、集団でより有利になる状況を望み「承認欲求」や「尊厳欲求」が生まれる。

「尊厳」(赤・紅)を得ると、新たな自分自身の集団を築く欲求が芽生え、「性的欲求」や「愛情欲求」が生まれる。

「愛情」(紅)を得ると、他者を守りたい欲が芽生え始める。自分の思い描く家、国を望む様になる。「理想欲求」が生まれる。

「理想」(紅・紫)を得ると、自身の守る力だけでは不十分だと悟り、大いなるものへの帰依(祈り)の精神が宿り始める。「帰依欲求」

「帰依」(紫)を得ると、代々受け継がれる大いなるもののための犠牲の欲求が芽生え始める。「犠牲欲求」が生まれる。

「犠牲」(紫・藍)を得ると、未来永劫、世代を越えて守りたい想いが芽生える。この段階で神聖が宿り、現人神になる。「永劫欲求」

「永劫」(藍)を得るとすでに、神の領域に達する。「集合の海」と行き来する。再び自ら「本能」(黄)へ戻ることもある。「無欲」 

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