社会の営み 4つの社会活動領域

今までは星型や色を通じて一人ひとりの個人的な要素に触れながら説明してきました。ここでは個人を超えて社会や集団に目を向けていきます。社会や集団という領域にも個人と同様、性質や属性があります。診断で現れた高得点の色を参考にして「自分の居場所」を見つけていきましょう。

下の図は私たちの暮らしを4つの領域に分類したものです。「社会」・「自然」・「想像」・「科学」。私たちはこの4つの領域すべてに関わりながら生活しています。ですが私たちは普段、特定の環境の中で暮らし、趣味や仕事を通じて自分の好きなもの、心地よいもの、必要なもの、大事なものを選び取りながら生きています。そして、その選択の連続が現在のあなたの居場所を形作っているのです。

診断で得られた色を手がかりに各領域の言葉を眺めてください。惹かれるものを感じられるかと思います。
そのあと領域同士の矢印に注目してください。影響し合う関係、尊重し合う関係が分かります。矢印の先、矢印の元をたどるとあなたにとっての成長の糸口、補佐的な役割が何かのヒントが掴めるでしょう。

4つの領域図

自然() [恒常・保守的な領域]

  • 生態系・食料・自然法則・周期に関係します。
  • 資源、地球環境、自然秩序の領域です。

想像() [個人的な領域]

  • 価値観・倫理観・心理・芸術に関係します。
  • 善悪、人の心の営みに関わる領域です。

科学() [流動・革新的な領域]

  • テクノロジー・数学・実験・分析に関係します。
  • 新技術や未来に関わる領域です。

社会は橙を中心に赤と黄辺りの領域となります。
自然は萌を中心に黄や緑辺りの領域、
想像は紫を中心に紅や藍辺りの領域、
科学は青を中心に藍や碧辺りの領域です。
明確にこの色がこの領域というわけではなく、ざっくりとした広がりとして見てください。

社会の領域と科学の領域は響き合います。
自然の領域と想像の領域もまた響き合います。
前者は主に現実的で体の健康や成長、維持に関わる領域です。
後者は主に心理的で心の健康や成長、維持に関わる領域です。

社会と科学、自然と想像は星型では反対の位置にありますが、このパターンは珍しくありません。
社会や現実に疲れた人が自然や想像の領域に移るケースもよくあります。
また現実的で社会や表の世界で活発な動きをしている人は社会寄りで科学が出たり、科学寄りで社会も出たりします。

4つの領域は互いに影響し合い、支え合っています

「ファッションの流行」で例えてみると、まず「想像の領域」で新しいデザインやコンセプトが生まれます。それを「科学の領域」が素材や技法、機械を使い服を作り上げます。その素材や技法、機械の原材料を「自然の領域」が提供します。「社会」の領域がそれを受け入れ流行が生まれ、時間とともに和服から洋服に変わったように文化として根付くこともあります。

♦ 自然と想像の関係
自然は想像に影響を与えます。たとえば太陽という自然の存在は、「お天道様」や「太陽神」として擬人化され、私たちを育み、善行を見守る存在として語られてきました。このように、自然界に存在する要素は想像の領域に引き込まれ、意味や物語、道徳観として形作られていきます。
主にこの二つは、人の心や愛など目に見えないものに働きかける領域です。

♦ 科学と社会の関係
科学は社会に影響を与えます。たとえばスマートフォンという科学の領域で生まれた存在が社会に浸透することで、手紙や電話を中心としていた伝達手段は、メールやSNSへと置き換えられていきました。
社会は科学の領域で生まれた仕組みを取り込みながら、繁栄と衰退、更新を繰り返していきます。
主にこの二つは、現実的で私たちの生活のインフラを整えるような領域です。

もちろん、影響の方向性は必ずしも一方通行ではありません。さまざまな要素が重なり合い、響き合うことで、世界は創造と破壊、維持と循環を繰り返しながら営まれます。

では実際、その4つの社会活動の領域の中で、私たち個人はどのような活動や職業として現れているのでしょうか。 活動/職業マップ、学問マップを通じて探っていきます。