【世界説明】魔法の解説・原初の世界【魂】
「魂」はニルスハームにおいては、「関係性の靄(モヤ)」とされている。
この世界には、目には見えない「集合の海」という場所が存在する。
そこは、人間や動物、ありとあらゆる存在の思考や意志、感情、記憶、精神などの情報が帰る場所である。
「集合の海」はあらゆる情報が入り交じる混沌でありながらも、静かで穏やかな海である。そこに些細な切っ掛けで起こった小波はやがて重なり、一点で大きく隆起する。その隆起した一点が「魂」となる。
肉体が消滅すると「魂」もまた例外無く、「集合の海」に帰る。
強い魂は、想いや意志、記憶などが鮮明に残り常に海の上を隆起し、海中の情報と繋がる事ができる。
さらに、現実世界に戻り、肉体に入り込み、再び人生を歩む事もできる。
また肉体が消滅した後も、「魂」が現実世界に留まり、「霊体」(影)として残り続けるモノも稀に存在する。
突然の死を受け入れられないもの、強い念を抱くもの、悟りを開き現実世界で生きる者を支えるものなど、様々である。
この「霊体」として残り続ける「魂」は、現実世界で生きる者には、観たり触れたりすることは出来ない。
ただ、波動の性質を持ち、霊性の高い「萌」「紫」「紅」「緑」は観て触れることができる。
さらに、この「霊体」と関係性を持ち、未知の情報を仕入れたり、特殊な力を発揮する者もいる。
霊体による現実世界への干渉方法。
ほとんどの場合、物質世界の方がエネルギー量が高く、存在という面で優位な立場にあるため、
霊体が生者や現実世界に干渉することは極めて難しい。
だが、睡眠や極度の疲労、生死を彷徨う状況など、生者の生命エネルギーが著しく低迷している時、また催眠状態などによる意志の喪失、瞑想などによる高次元との同調など、自身の物質性が希薄になっている状態で、無意識的ないし、意図的に干渉を受けることが可能となる。
ちなみに「ハヌマ次元」はこの世界、宇宙から切り離された次元のため「高次元」には存在しない。
よって高次元の存在であれ、、世界が生まれた真実、また神の存在まで遡って知ることは出来ない。